今年の夏も あつさがつづく……!? “ねっちゅうしょうたいさく”、どうしよう!
シータンとソータンは、お外で あそぶのが だ~いすき。
「今日も あついね!」
「でも、お外で走り回るのって 楽しいよね~!」
お日さまがギラギラと てりつけるなか、元気に おにごっこを しています。
そこへ、ドクピーが やってきました。
「こんなにあついのに、元気で なによりなのだ!」
シータンとソータンのようすを見て、うむうむとうなずきます。
「でも!」
ドクピーは きゅうに キリリとした顔になりました。
「ねっちゅうしょうには、十分に ちゅういしなければ ならない! ふたりは ねっちゅうしょうに ならないための ほうほうを知っているのだ~?」
「ねっちゅうしょう? あそびおわったら すずしいところに 行けばいいんじゃない?」
「あとで お水をのめば いいんだよね?」
シータンとソータンは あまりピンとこないようすで、きょとんとしています。
「それもだいじだが、それだけではないのだ!」
ドクピーは 力をこめて 話をつづけます。
「まずはなにより、こまめな 水分ほきゅうなのだ! 自分が『のどがかわいた』と かんじるときは、すでに からだのなかの水分が かなりうしなわれている じょうたいなのだ。のどがかわいたと かんじる前、たとえば“20分に1回”などと 時間をきめて 水分をほきゅうするようにしてほしいのだ!
「なるほど。じゃあ あつい日は、いつもすいとうを もっておくのがいいね!」
「うむ。水分だけではなく、ほどよい“えんぶん”も じゅうようなのだ。しおあめや しおタブレットをもっておくと、さらにあんぜんなのだぞ。ほかに、ぼうしをかぶること、あせをかいたら きがえることも わすれずに。こまめに ひかげに入って きゅうけいすることも大切なのだ!」
「そうか、お外であそぶときは 気をつけるようにしなきゃね!」
ドクピーの話を しんけんに聞く シータンとソータン。顔を見合わせて うなずきあいます。
「うむ。だがしかし!」
ドクピーはまた、キリッと けわしい顔に なりました。
「じつは すずしい へやのなかに いる場合でも、気づかないうちに 水分がうしなわれていることが 多いのだ。家のなかでも しっかり水分ほきゅうを するのだぞ!」
「えー、そうなんだ! はじめて知ったよ」
シータンとソータンはびっくり!
「 でもふたりのように、しっかりあそんで あつさになれること、あつさにまけない 強いからだをつくることも とっても大切なのだ! ねっちゅうしょうに気をつけて、まだまだあつい夏を のり切っていくのだ!」
ねっちゅうしょうになってしまうと、ずつうや はき気が おきるだけでなく、さいあくの場合、いのちにかかわる じたいに なってしまうことも。ドクピーの教えてくれたことを しっかりまもって、今年の夏も、元気に、い~っぱい、あそぼうね!